こんにちは。20卒リーマンです。
今回は「地方勤務」について取り上げていきます。
サラリーマンには宿命とも言えますね。
突然ですが、社会人が直面する悩みといえば何を思い浮かべますか?
残業が多い/休みが少ない/給料が安い・・・・などが考えられますが、
地方勤務や度重なる転勤について悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私も社会人1~2年目の時に「地方勤務」を経験したのですが、友達作りが得意でないということもあり、「孤独感」に悩み落ち込んでいた時期がありました。
転職を機に「地方勤務」から抜け出した私の体験談を踏まえて、「地方勤務」の辛さから抜け出す方法について考えていきたいと思います。
地方勤務のいいところ
何事もいい面と悪い面があります。両面を客観的に理解した上で改めて地方勤務について考えましょう。
ワークライフバランスを重視するならおすすめ。
業種や部署にもよりますが、メーカーの工場で働く大多数は地元採用の地域職です。
地域職の方は定時になると一斉に帰る(残業を嫌う)傾向があるので、工場全体として業務負荷は高くなく、プレッシャーも少ないです。*ただし、工場の技術職はこの限りではありません。
(プライベートの時間が確保できる一方、やることもないので、一層地方勤務が嫌になる要因でもあります。)
物価が安い(お金が貯まる)
言われなくてもわかるわ!そんな声が聞こえてきそうですが、
家賃/駐車場代/食費(外食がそもそも少ないこともある)が都心に比べ格段に安いです。
家賃は4万円も出せば1LDKに住めてしまいますから・・・・・
「地方勤務の時に貯金しておけ。」と上司に言われましたが、確かによく溜まります。
アウトドア好きにはたまらない。
私の配属地は海、山ともに近かったので「釣り」「登山」「スノーボード」とアウトドア好きにはたまらない環境かと思います。(会社で仲のいい同僚や先輩を作ることができれば、これらの趣味で地方勤務を満喫することもできますね)
地方勤務の辛いところ
私が地方勤務を経験して辛かったトップ3をご紹介します。
孤独を感じる(街に人がいない、友人と会えない)
まず、学生時代の友人と疎遠になります。友人の大多数は何故か東京勤務だったりします。必然的に東京で〇〇しようとグループLINEが動きますが、当然参加できません。初めのうちは無理して参加しようと、土日に弾丸で東京に行ったりもしますが、お金や体力的に長くは続かず、余計に地方が嫌になってしまいます。
また、街に人が少なすぎるのも悲しいものです。「仕事と家の往復だから街の活気は関係ない。」と思っていました。人の気配がないアパートで虫の声を聞いていると、世界から取り残された感じがして、なんとなく気分が落ちこんでいました。
娯楽がない!チェーン店がない!地方都市までは電車で1.5時間・・・
「のどかな田舎暮らしも悪くないな〜」と思っている方、本当にそうですか??
みなさんが配属される田舎の現実は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ショッピングついでにスターバックスを♪と思っても、 数十キロ先に車で行く必要が。
・電車で地方都市に行こうにも、1時間に1本しか走っていません。
できることが限られているので、お金は貯まるかもしれません。でも本当にそれで良いのでしょうか??
人生設計が狂う
私が地方勤務に耐えられなくなった最大の理由です。
地方勤務をしていると以下の2つの懸念が頭から離れません。
・彼女と将来の話ができない。(いつ東京に帰れるかわからない。)
・東京→地方→東京→地方と異動を繰り返すため、将来的に単身赴任等の可能性がある。
また、地方工場の管理職の大半は単身赴任者でした。彼らの「家族と会えない中、一人寂しく働く姿」を見てきましたが、私には耐えられないと感じました。
このように、地方勤務は私たちの将来に大きな影響を与えることになるでしょう。
各ライフステージごとにまとめてみましたので、参考にしてください。
学生時代の人間関係に影響を与える可能性があります。
・学生時代の友人と疎遠になる
・学生時代のパートナーと上手くいかない。(別れる原因となる)
・ライブやイベントに参加できない。
結婚に関わる決断に影響を与える可能性があります。
・社内婚でない限り、パートナーは仕事を辞める必要があります。地方は働く場所が少ないので、
パートか家庭に入ってもらうことに。将来を考えると、世帯年収に不安が残ります。
30歳中盤〜40以降
家族の人生を左右するかもしれません。
・全国転勤の場合、子供とパートナーを残して単身赴任で働く可能性があります。
・家の購入はどうでしょうか?全国転勤の場合、定年までは買えないでしょう。地方勤務が
続く場合、所縁のない土地に骨を埋める覚悟はできるでしょうか・・?
今我慢すれば、、、という話ではないことがお分かりいただけたでしょうか?
上記のことを許容できないのであれば、環境を変える決断が必要です。
地方勤務に耐えきれなくなったら~辛い現状から抜け出す3つの方法~
地方勤務に悩んでいる方はどうすれば良いのでしょうか?
体験談をもとに、解決策を共有します。
異動を申し出る。
会社としても、採用コストをかけて大切に育ててきた社員が辞めることは、大きな損失と考えています
ですので、「異動させてくれないと、辞める」と強く希望を伝えるのも一つの手です。
この際に、異動先として経理・人事・総務といったスタッフ系を選ぶと、比較的地方勤務を避けることができます。もちろん地方で働きたくないという意思は伝えてください。
地方勤務を満喫する。
同じ地方勤務の同期や先輩・後輩と仲を深め、休日は共にアウトドアに出かけることができれば、退屈で孤独な地方勤務生活も辛くなくなるかもしれません。(それができれば、そもそも悩んだりはしていないはずですが、、、)
転勤のない会社に転職する
やはり、地方勤務(転勤)のない会社に転職することが最も直接的な解決法と言えるでしょう。
地方勤務のない転職先候補としては、ざっと以下の業界が考えられるかと思います。
・IT企業(Webマーケ,SE,SI等)
・コンサル、シンクタンク、出版、放送
・大学職員
・公務員(東京特別区や都庁や県庁)
第二新卒は転職のチャンスが多い
地方勤務で悩んでいる新卒者向けに、第二新卒の転職市場について、お話します。
転職するなら新卒で入った企業より待遇や企業レベルを落とさなければいけない。
多くの人はそう考えます。
私の転職体験から言わせてもらうと、その認識は間違っていると思います。
メモにも書きましたが、私は大手メーカーから最大手IT企業への異業種転職を成功させております。
年収も1.2倍ほどupさせることができました。
これは、私が優秀だったのわけではありません。
企業が「第二新卒」採用に積極的になっているという背景があるのです。
こうした転職活動市場の恩恵を受け、私の転職活動実績は下記の通りかなり満足のいくものでした。
・不動産3社→内定1社
・コンサル2社→内定1社
#コンサルを除き、全て一部上場企業
そもそも、学生時代に企業選びをして、いざ働いてみて、想像していた通り!なんてことはあり得ません。違和感を覚えることが普通だと思います。
転職してでも、地方勤務から抜け出したい。そう思った新卒者の方は第二新卒制度を積極活用してくださいね。第二新卒の転職事情については、こちらの記事で詳しく触れています!
最後に
いかがでしたでしょうか?
地方勤務が辛いと感じている方に共感される記事となっていたら嬉しいです。
悩み続けるのではなく、勇気を持って行動してみてはいかがでしょうか?我慢して勤め上げる時代はもう終わったと考えています。
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