アクセンチュアは就職先・転職先の候補として非常に人気の高い企業です。入社できれば、30歳で1,000万程度の給与を得ることも可能となります。
また、入社難易度も相応に高い中で、第二新卒の求人を多数募集している企業でもあります。
この記事では、アクセンチュアに第二新卒で入社したいと考えている方に向けて、以下の情報を発信していきます。ぜひ、転職活動に役立ててください!
- 第二新卒で入社する難易度
- アクセンチュアの会社の特徴や他社との違い
- 給与や福利厚生
アクセンチュアはなんの会社?
基本情報
アクセンチュアは総合コンサルティング企業です。また、アメリカを中心に世界50カ国以上に拠点のあるグローバル企業でもあります。(日本は支社のひとつです)
そのほかの基本情報を表にまとめてみました。
項目 | 詳細 |
---|---|
事業内容 | 総合コンサルティング |
売上高(全世界) | 500億USD |
労働時間 | 標準勤務時間帯: 9:00~18:00(コアタイムなし) |
大卒初任給 | 430万/年 |
社員数(日本) | 18,000人 |
平均勤続年数 | 4.8年 |
女性社員比率 | 36.7% |
事業内容
先ほどもお伝えした通り、アクセンチュアは総合コンサルティング企業です。特にIT(ビックデータ、音声認識、ロボティクス等)を組み合わせて顧客企業の課題を解決するコンサルティング手法を得意としています。
提携している業界はエネルギー、教育、物流など幅広く、全てを抑えることは難しいでしょう。面接対策としては、興味のある業界の代表的なプロジェクトを抑えておくことが必要でしょう。
ここでは、Sier業界(同業他社)に身を置いている私から見た、気になるプロジェクトを取り上げてみます。
プロジェクト紹介:東洋大学の学生向けに公式アプリを開発
皆さん、学生時代を思い返してみてください。
- 履修登録は見づらいweb画面から申請
- 大学からのお知らせは掲示板。もしくは、学生専用アドレスに
- 奨学金申請は紙で提出
- レポートの提出は紙
- 授業は全て対面
などなど、たくさんの不便なことがありましたよね・・・・
アクセンチュアは、この不便さに頭を悩ませていた東洋大学に対して『学生専用アプリ』を提供しました。
このアプリ開発の特徴として以下のことが挙げられます。
- 開発期間は4ヶ月と超短期間
- 学内初のpublic cloudを利用した開発
- 学生や大学職員に対して聞き込みを実施。ユーザの利用しやすいデザインに。
- 現在の使用率は驚異の90%
- 単純な問い合わせ減少により、職員の業務負荷が減少
この知見を全国の大学に展開していけば、教育機関における立ち位置は確実なものとなるでしょう。
面接官の「どういったプロジェクトに携わりたいか?」という質問に対し、公共分野(教育)を軸に受け答えしたいと考えている方は、以下のHPから詳細を抑えておきましょう。
業績推移
アクセンチュア(日本)の業績は非公開となっているため、アクセンチュア本体の決算資料を見ていきましょう。
グラフからでは、少しわかりづらいですが、2021⇄2022を比較すると、営業利益は驚異の20%成長を遂げています。
アクセンチュアの転職難易度
以下の3つを指標にして、第二新卒におけるアクセンチュアの転職難易度を考えていきます。
- 競合他社との待遇比較
- 就活生、転職者からの企業人気
- 求人数
転職難易度 就職人気ランキングから考える
アクセンチュアの競合はコンサルティング業界とSI業界になります。
※SI業界はお客様の課題をシステム(IT)の力で解決している。
みん就の「2022年新卒が選ぶ入社したい就職先ランキング」を引用すると、競合の中で2番目に人気な企業となっています。ただし、注意して欲しいことは、採用人数が少ない難関企業はそもそも志望者が絞られるため、人気が高い=入社が難しいが成り立たないということです。
なので、「アクセンチュアは人気が高いから入社できる訳ない。」と諦めるのは、ナンセンスです。手が届きそうと多くの求職者が殺到していることは確か(倍率は高い)
02.NTTデータ
03.ソニーミュージック
・・・・・・・・・・
07.アクセンチュア
20.NRI
32.富士通
47.アビームコンサルティング
競合である「富士通」に関する記事も載せているので、興味があればどうぞ。
転職難易度 競合他社との待遇で考える
同業界であれば、労働環境はあまり変わらないでしょう。そのため、待遇が良い企業に人気が集まりやすくなります。
OpenWorkを参考に平均年収で分類した結果を見てください。
ATカーニー ,ボストンコンサルティング,
マッキンゼー,ベイン,NRI,三菱総合研究所
ランクB (800~1,000)———————————————–
アクセンチュア,PWC,日本IBM,デロイトトーマツ
NTTデータ,富士通,EYストラテジー,
アクセンチュアは30歳時点で1,000万届くかどうかといったところ。
業界内での立ち位置を考えると、優秀層の第1志望になることはなさそう。
転職難易度 第二新卒の求人数で考える
第二新卒を積極採用しているかどうかという観点も入社難易度を考えるためには必要です。
①第二新卒専用の採用HPがあるか?
②新卒の採用人数から積極採用度を推測する
アクセンチュア,NTTデータ,富士通
100~300人—————
PWC,デロイト,NRI,EYストラテジー
100人以下—————-
ATカーニー,三菱総合研究所,ボスコン
マッキンゼー,ベイン
上記から分かる通り、アクセンチュアは新卒採用人数が多く、第二新卒専用の採用HPを用意しているため、入社難易度は比較的低いと考えられます。
アクセンチュアの待遇、福利厚生
最後に、待遇と福利厚生を簡単に見ていきましょう。
年収は増加傾向にあり、おおよそ以下の表のとおり。
年齢(役職) | 年収 |
---|---|
アナリスト(23~26) | 430~600 |
コンサルタント(26~29) | 600~850 |
マネージャー(30~35) | 1000~1500 |
シニアマネージャー(35以降) | 1500~2000 |
福利厚生でユニークだと思ったのは、3つです。
- カフェテリアプラン
年間45,000ポイントを付与。ポイントはスポーツジムの割引や旅・行ツアーや電化製品、様々なカテゴリの商品から選定することが可能。 - 持株制度
株式を社員が割引価格(15%引きで給料の10%上限)で購入できる。 - 住宅補助
月に3万円支給される。
最後に
いかがでしたでしょうか?
「面接対策を行えば、十分に転職可能な企業である。」ことがお分かりいただけたかと思います。
それでは、皆さんの転職活動がうまくいくことを願ってます👋
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